忘れることの出来ない珠玉の旅 『モロッコ』  ~マラケシュ編~

新宿本社 やまもと★

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モロッコに片想いして2年が経とうとしていた。
都合がつかず、長期休暇を取るタイミングを失っていたけど、今年は決断の年と言い聞かせ図々しく長期休暇を申請。

 

『マラケシュで人々からエネルギーをもらい、エッサウィラで潮風を感じ、そしてフェズで彷徨う』


これが今回のモロッコ旅行の目的。
さぁ、いざ旅立ち-----------------

 

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←今回のモロッコ旅行のルートはこれ↓※2007年12月8日出発    

【往路】成田⇒パリ(ド・ゴール空港)・・・パリ(オルリー空港)⇒マラケシュ空港(→エッサウィラ→フェズ→メクネス→カサブランカ)


【復路】カサブランカ空港⇒パリ(ド・ゴール空港)⇒成田

 

 

午前パリ・オルリー空港よりエールフランスにてモロッコ・マラケシュ空港へ。


 

 

 

 

 

 

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エールフランスの機内食で出たチョコレートブラウニーが美味しくてうっとりと味を思い出していたら、飛行機の窓からアフリカ大陸の広大な景色が見え始めた。


しばらくするとモロッコ最大の観光地、世界遺産マラケシュの街が一面に広がり、思わず声を上げてしまった。

 

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入国審査は、専用端末で情報をわざわざ手打ちするアナログ対応の為、入国するまでに非常に時間を要す。


パスポートには8桁の番号が押され、この番号はホテルチェックイン時に記入する大切な番号だと後からわかった。

 

空港を出ると、真っ青で雲ひとつない晴れ晴れした空が一面に広がっており非常に気持ちがよく、気温も高いので、すぐにコートを脱いだ。

 

 

 

 

 

ホテルの送迎車が迎えに来ておりマラケシュの街を走った。
車中から見る街並みは建物が低いせいで空が広く大きく感じとても爽快。

 

新市街から旧市街への門をくぐったら一気に街並みが変わった。

異国そのもの。
そして迷路。

 

本日のホテルの場所は、はっきり言って地図で探すことが出来ないような場所にあるため必死にルートを覚えようとしたが、即断念。
※マラケシュの旧市街の地図を見る機会があれば是非見てください。ホントに地図ではないんです。

 

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車を降りてホテルまでの路地を歩いていると、市民がすごい凝視しているのがわかった。
日本人女性は珍しいのだろう。


本日泊まるホテルはせっかくなのでリヤドをチョイス♪


リヤドとは中庭を囲み、四方に部屋を配したモロッコの伝統的な建築様式の邸宅で、その邸宅を改造したホテルのこと。
このリヤドは今回の旅の目的のひとつでもあり、どっぷりモロッコに染まりたかったのでこだわって探しました。

 

不思議な門構えだけど、フェズで出会った男の子が言っていたことを旅の終盤で思い出した。
『日本は、玄関は広いけど中に入ると狭い。でもモロッコは、玄関は狭いけど中が広い。』
おっしゃる通り。
チェックインが終わる頃には、私はすっかりモロッコ建築の虜になっていた。

 

 

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私たちのお部屋は最上階の3階で屋上に唯一あるお部屋。

階段を上り終え、一斉に声あげた。

『ステキィ~♪♪♪♪』
テラス・テラス・テラスの中に私たちだけの特別な部屋がある。
空も独り占め。

 

豪華さはないけど贅沢だと思った。

 

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夜はここで寝そべってお茶をしよう!
その後はあっちで寝転がって星を眺めよう。
明日の朝はここで洗濯干しちゃおう!
リヤドから出たくない!

どんどん妄想が広がる。

夜が来るのも、朝を迎えるのもすごく楽しみになった。

 

このリヤドの部屋数はわずか7部屋。

オーナー(ベルギー人)の人柄もあってか、私たちが滞在している間は満室で、ゲストが耐えなかった。

常連客も多いみたいでゲストブックもぎっしり書かれてあったけど日本語も中国語も韓国語も見当たらなかったのでちょっといい気分♪

 

ホテル選びは人それぞれだけど、ホテルが良いと旅が倍楽しくなるとより実感した。

荷物を整理して、テラスでマッタリ過ごしていると、色んな宿泊者がテラスに来た。
「ボンジュ~ル♪」と声をかけ挨拶。

  

 

しばらくして外に出たら、商店街の肉屋ですごい光景を目撃した。店頭のすぐ後ろで生きた鶏が飼われており、その場で殺し羽や皮を毟り取ったりしているのだ。思わず目を隠したくなったが、好奇心をかきたてられ何だかんだで見入ってしまった。

 

大通りとは違って路地裏は非常に静か。

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テレビやパソコン・ゲームなどもちろん家にないのだろう、その静けさの中に子ども達の遊ぶ声が響き渡りとても懐かしくて、新鮮で心地よい。

 

子供たちが外で遊んでいる光景は日本ではすっかり見なくなった。

 

 

 

この子達は、ここが世界遺産だと知っているのだろうか・・・。

 

 

世界遺産在住って素敵・・・とあくまで旅行者気分の私でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マラケシュ2日目---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

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お祈りの声だろうか、モスクから聞こえる音で朝の5:30に目が覚めた。
シャワーを浴びた後、洗濯物を外に干したりボーっと空を見ながらゆっくり時間をつかった。


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"朝食はテラスで"と書いてあったので、しばらくしてテラスに向かったら既に2組のカップルが食事をしていた。

 

今朝も『ボンジュ~ル♪』から始まる。

 


私たちの座った席の隣ではオランダ人夫婦が朝食を取っており、話しを聞くと彼らは、マラケシュ近郊の畑に行き、そこで、動物や植物を育てているらしい。
「おっ!週末スローライフか?」

 

ここにいる人はみんな気さく。

 

私の友達は、テラスでゆっくり朝食をとり、違う国の人と交流することに幸せ絶頂といった様子。
「今日はどこ行く?」なんてことを話しながら予定を決める。

 

 

見上げた空には、飛行機雲があった。

 

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本日は旧市街のスークやマラケシュ名物のジャマ・エル・フナ広場に行くことにした。
ガイドブックの地図は全く当てにならず、自分達で歩いて道を覚えるほうがよっぽど楽だったため適当に歩く。


まずは銀行探しから。

マラケシュに着いてから一度もお金を使わず一日を過ごせたのもリヤドが良かったからと必要以上に思い込む。(リヤドで夕食を頂いた)

銀行で両替を終え、スークに入った。

 

スークとは、簡単に言うとアラブ式アーケード型商店街で銅や真鍮の製品や衣料品、木工細工など同じ業種の店が軒を連ねてるところ。

 
日本の商店街と大きく違うのは、まずは迷子になりそうなぐらい道が縦横無尽に連なっていること。  


そして値札がなく繰り返される値段交渉はお互い演技(駆け引き)の連続。 


最後に、もう何百年も続いていて歴史があるということ。

 

目的を持たず、目指す場所もなくただ歩く。
店主から声がかかりコミュニケーションを取る。
気に入れば買えばいいし、最初から興味なかったら挨拶だけでも楽しい。

 

たくさんの人と交わすうちに、誰が親切で誰が怪しいか自然に見分けられるようになる中で、たまに騙し合いをして、ちょっとしたワクワクハラハラをあえて楽しんでみる。

 

 「こんにちは」「安いよ」「日本人」「桃太郎」・・・外国でよく聞く日本語だ。

 

どこで覚えたか知らないが、こんな言葉が私の大ヒット↓
「御徒町プライス」(アメ横のことだろう)

「貧乏プライス」極めつけはこれ↓


「高いよー」

高いんか!? (笑) 

 

 

自由気ままにスークを歩いていたら自然にマラケシュの名物スポット『ジャマ・エル・フナ広場』にたどり着いた。

 

「ジャマ・エル・フナ」とは、アラビア語で「死者たちの集会」という意味で、かつて公開処刑場だったこの場所は、いつしかモロッコの大道芸人の野外劇場となったそう。

 

 

広場では蛇使い、軽業師、水売り、ベルベル音楽バンドなどが人々を楽しませ日中から大道芸人の声が響き渡り、まるでお祭り。アラブの国々に旧市街と呼ばれるところは沢山あるけれど、これほどまでに旅人を楽しませてくれるところはないと言われている。

 

広場の横には、12世紀に築かれた、高さ77メートル、世界最大級のモスクの塔がそびえ立っている。 

さすが「毎日が祝祭」と言われるほど、エネルギッシュな街だ。 

夕方になると広場には数え切れないほどの屋台が並び、そこから立ち昇る大量の白い煙は、より一層増すエネルギーを表現しているようだった。

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ハリラ(トマトや豆をすりつぶして野菜やスパイスと共にトロトロに煮込んだモロッコ版味噌汁)専門店、羊肉の串焼き、クスクスやエスカルゴ、そして羊の頭を店先に並べた羊の脳ミソ料理の店などなど、店の前を通ると適当な日本語で店員達が次々と声をかけてくる。

 

たまたまこの期間国際映画祭が催されており、巨大スクリーンが設置されていたのだが、とにかく凄い人・人・男・男!

 

昼間とはまた違った広場の顔があり、軽業師、音楽バンド、朗読を聞かせる人などモロッコの文化が間近に見れた。


友達がヘンナを体験したいと言ったのでヘンナ描きを探すことにした。

 

ヘンナとは、イスラム諸国に伝わる天然の植物の葉を使った染料で髪や手足を染める顔料として使用されているだけでなく、ボディペインティングをすれば魔除けになると信じられているもの。


ヘンナ描きももちろん値段の交渉が必要になる。

最初に声を掛けてきたのは、13歳くらいの少女。少女と言っても実際は商売人なので少女のあどけなさは無い。

 


自分の作品なのか分からないけど、複数の写真を見せてきたので、とりあえず値段を聞いてみたら200DH(1DH約15円)という。
「ちょっと高いんじゃな~い??」って顔をしてみた。
実際相場よりちょっと高いうえに13歳前後の少女がやるとなると正直不安。


 

 

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そんな様子を見た別のヘンナ描きの女性が私たちに近寄り声をかけてきた。

プロとしての風格はあるし何せ価格が魅力。申し分ないので即OK!しかし、ここからがちょっと大変。 

少女を取り巻く一族がその女性に「人の客取るな!」と怒り出した。その女性は「客が決めたんだから文句ないでしょ!」ってな様子でかなり堂々としてる。
う~ん、どこかで見たことがある感じ。。 

 

バトルはしばらく続き危うい状況になったけど、お互いの仕事場所が離れていたので何とか回避。
描き始めて30秒もしない間に、片手に植物をモチーフにした模様が描き終わった。
聞くと1時間は乾かさないといけない。

ということは手の平接触不可。何もできないのであった・・・。

 

 

 

 

マラケシュ3日目---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

  

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朝食を終えた後、リヤドのオーナーに5日後に行くメクネスのホテルの予約をお願いしてから、明日日帰りで行くエッサウィラ行きのチケットを買いにバスターミナルに向かった。

 
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バスターミナルでは、ガイド(公認)がついてくれたお陰で迷うことなくスムーズにチケットを購入することができた。

ついでなので、新市街にあるマラケシュ駅に向かい明後日向かうフェズ行きの切符も買った。


新市街は旧市街と違ってきちんと道路や街並みが整備されており、駅の近くに大きな庭園があったのでそこで一休みした後タクシーに乗って大型スーパーへ移動した。

どこの国に行っても、必ず行くのがスーパーマーケット。
その国のあらゆる部分が見えるからだ。ここマラケシュには巨大スーパー『マルジャンヌ』がある。

 しかしスーパーは残念なことに、ほとんどがヨーロッパからの輸入品で価格も高め。オリジナル商品も少なく大した収穫は得られなかった。モロッコのマーケットはやっぱり旧市街のスークか!と考え直した。 

 

 

 

スーパーを出てタクシーに乗って旧市街で観光名所を周ることにした。

 

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まずは『マラケシュ博物館』。→
ここでは周辺3ヵ所の観光名所「マラケシュ博物館、クッバ・バアディン、ベン・ユーセフ・マドラサ」のチケットをまとめて売っているのでそれを60DHで購入。 

  『マラケシュ博物館』はベン・ユーセフ・モスクのある広場に面した博物館で、建物は、もともと19世紀後半に宮殿として造られたもの。

hakubutukan2-3.jpg博物館中央にあるパティオは、モザイク模様と細かい手彫りの装飾が美しくとても優雅。

続いてマラケシュ博物館のすぐそばにある『クッバ・バアディン』。  

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12世紀のムーラビト朝時代に建てられた代表的建築物で、独特なドーム型の屋根をもつ水利設備で敷地内の貯水池の水は、50km南のオート・アトラス山脈から流れてくるという。

 

→最後は私の一押し『ベン・ユーセフ・マドラサ』。1956年まで使用されていた神学校で1565年にサアード朝のスルタン、アブダラー・アル・ガリブによって建てられたイスラム建築の最高傑作。大理石が敷かれた荘厳なパティオや、その周囲を巡る回廊の装飾壁がとにかくとにかく素晴らしい!!マラケシュ博物館とベン・ユーセフ・マドラサは圧巻!! 

 

 

 スークで雑貨を見ながらフナ広場に向かい屋台で食事をすることにした。
声をかけてくる店はとにかく無視して、とにかく人の入っている店をチェックした。

1件目はハリラの店。
3DHと激安!味はまぁまぁで、こんなもんだろうって感じ。


まだまだ胃が満足していなかったから一番気になっていた屋台へ向かったてみた。
ここは昨夜も見たけど圧倒的に客が多い。
満席&行列だったけど、旅行者に親切なモロッコだけあり席を詰めて優先して私たちを通してくれた。

メニューはなく白身魚のフライ、フライドポテト、トマトのソース、ナスを揚げてつぶしたソース、パンが勝手に運ばれてくる。
このトマトソースとナスはパンに絡ませて食べるのだが、このトマトソースがめちゃめちゃウマイ~ッ!!!!!!ウマイの!!!こんなに味に感激したのは何年ぶりだろうってくらい。しかもこの旅行(旅先)で忘れられない味に出会うなんて、本当に感動!(興奮してスイマセン。。)

正直モロッコの味は未知だったせいもあり期待していなかったけど、ここまで美味しいものに出会えるとは思ってもみなかったので興奮し過ぎた。

トマトソースはガスパチョによく似た感じで他の料理も文句なしに美味しかった。★★★

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リヤドに戻るとオーナーが笑顔で帰りを迎えてくれた。
メクネスのホテルはちゃんと取れたみたい。ありがとう!
明日は朝早いから朝食いらないわって言ったら7時に用意するから大丈夫よ!って。

このリヤド、この旅、マラケシュ、最高です★

 

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この記事について

このページは、2008年3月 1日 00:00に書かれた記事です。

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